2011/10/22
Kawasaki H, Akiyama S, Kobayashi M, Igawa E, Abe H: Life Sciences Laboratory, Kudan Clinic
Abstract
DNAメチル化は、エピジェネティクスと呼ばれる遺伝子の配列変化を伴わずに子孫に伝達される遺伝子機能変化の1つである。
特にDNAの高メチル化は、遺伝子発現の抑制(スイッチOFF)に関わることが知られている、
また様々ながんにおいて、がん抑制遺伝子の高メチル化が見られることが報告されている1, 2)。一方、がんの発生や進展に伴
いアポトーシスやネクローシスによって細胞死が起こり、がん細胞由来の遊離DNA/RNA (Circulating Nucleic Acids)が血中に混入
することが知られており、血中遊離DNA/RNAは新しいバイオマーカーとして期待されている。
本研究では、胆がん患者由来の末梢血遊離DNA中のメチル化状態について解析を行い興味深い結果が得られたので報告する。
1) Feinberg AP, Vogelstein B, Hypomethylation distinguishes genes of some human cancers from their normal counterparts.
Nature, 301, 89-92, 1983.
2) Jones PA, Baylin SB, The epigenomics of cancer. Cell, 128, 683-692, 2007.
• 제13회 국제 통합의료학회
22 October, 2011 Tokyo, Japan
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