02-3445-3951
건강 100세의 꿈을 이룰 의학혁명의 열쇠 新 개별화 의료
2011/04/08 Hiroyuki Abe1, Shinichiro Akiyama1, Kozo Hamaya1, Hiroyasu Yasuda2, Minako Abe1 1Kudan Clinic 2Dept.Clin. Application,Translational Research Ctr.Tohoku Univ. Abstract 【目的】多様化する癌治療の選択肢の中で樹状細胞療法は注目されている。我々は消化器癌において樹状細胞癌ワクチンは、 標準治療抵抗性の坦癌患者において抗腫瘍効果を発揮して極めて有効性が高い事を報告してきた。 今回、化学療法及び放射線療法無効の進行もしくは再発乳癌患者に対して樹状細胞癌ワクチンを投与しレトロスペクティブ 解析を行った。 【方法】 樹状細胞癌ワクチン療法を行った21名の進行乳癌患者を検討した。アフェレーシスにより得られた患者末梢血由来CD14+ 単球をGM-CSFおよびIL-4を添加培養することにより未熟樹状細胞を誘導し、WT-1、MUC-1、CEAなどの人工抗原をパルス後、 樹状細胞を成熟させ樹状細胞ワクチンを作成した。2週間ごとに計5~7回を1クールとし、患者に皮内投与を行った。 【結果】 樹状細胞癌ワクチン療法を行った他治療無効進行乳癌患者21例中、CR/PR/SD/PD:0/2/7/12例、奏効率9.6%、病態制御率は 42.9%であった。ワクチン後の平均全生存期間は514日であった。副作用としてGrade 2以上のものは認められなかった。 【考察】 すでに多数のヒトT細胞が認識できるがん関連抗原が同定されているが世界での樹状細胞癌ワクチン療法の報告例は必ずしも 満足の得られる結果ではない。その一因としてペプチドの質、樹状細胞の質、及び投与細胞数、投与した樹状細胞の近傍 リンパ節への効率的migrationなどが挙げられる。当施設ではこのいずれの問題にも着目し成績向上に努めてきた。 今回の解析結果は多剤耐性の乳癌に対して42.9%という高い病態制御率であり大変意義深い。 【結論】 樹状細胞癌ワクチン療法が、標準治療に無効となった進行乳癌に対し安全かつ有効な治療法の一つとなる可能性が示唆された。 今後最適な投与法を検討する必要がある。 • 제12회 국제 통합의료학회 April 2, 2011 Okinawa, Japan